使ってみた

ママの乳首は嫌?娘が起こした乳頭混乱の症状と1週間で克服するまで

 

どうも、小林家の妻のリズムです。

現在、生後1カ月半の娘を育児中。毎日可愛さの暴力に打ちのめされています。

今回は、そんな愛娘との関係に亀裂が入りかけた出来事、「乳頭混乱」についてご紹介します。

それは、生後3週間ほど経ったある日のこと。泣いている娘に添い乳をしながら眠りにつこうとしていました。

(私)
娘ちゃーん。はい、おっぱいだよ~
(娘)
ふんぎゃあああああ!わああああああ!
(私)
えっ?娘ちゃん、おっぱいだよ?
(娘)
おんぎゃああああああ!!!

いつもなら、泣いているときにおっぱいを差し出すと必死に乳首を探してむしゃぶりつく娘ですが、この日は乳首を目の前にしても口にふくもうとせず、まったく泣きやまなかったのです。

無理やり乳首を口のなかへ押し込んでもまったく吸ってくれず、娘は私の乳首を前に絶望したような顔つきで号泣し続けるばかり。泣きすぎてチアノーゼ(血液中の酸素が足りなくなって顔や身体が紫色に変色)になってしまうほどでした。

結局その日は夫が娘を抱っこしてあやし、ミルクをあげたら娘はすやすや眠りました。

それからあとの授乳でも娘は私の乳首を断固拒否

機嫌がいいときは3口くらい吸ってくれるのですが、途中で泣き始め、おっぱいを拒絶します。私のおっぱいを吸おうとせず、泣きだす娘を見た夫は、私よりもショックを受けたようでした。

(夫)
娘ちゃん!ママの乳首に失礼だと思わないの?!
(私)
本当にどうしたんだろうね~。今まで乳首にがっついて添い乳ですやすや眠ってくれてたのに…
(夫)
これって、乳頭混乱じゃない?
(私)
(乳頭混乱…?)



乳頭混乱(ニップルコンフュージョン)ってどんな症状…?

乳頭混乱は、飲みやすい哺乳瓶に慣れてしまった赤ちゃんが、飲むのに力をつかう母乳を嫌がって飲まなくなってしまう現象のこと。

うちの娘は母乳とミルクの混合で育てているので、哺乳瓶もフル活用しています。もともと母乳を直接あげているとすぐに寝てしまう娘。小粒サイズで産まれ、体重が増えないことも不安だったので、ミルクはもちろん搾乳した母乳を哺乳瓶でよくあげていました。

寝るときは添い乳で母乳をあげていましたが、それ以外の授乳は哺乳瓶ですることが多かったので、娘が乳頭混乱になってしまうのもうなずけます。(つまり私の乳首は哺乳瓶の乳首に負けたという…)。

乳頭混乱になってからは、「もう母乳を直接あげるのは諦めて哺乳瓶一筋でいこうかな…」とも思ったのですが、娘が寝つけないときに乳首を最終兵器として使っていたことや、なんだかんだいって添い乳ができなくなる寂しさもあったので乳頭混乱を克服するために色々と挑戦してみました。



1週間で乳頭混乱を自力で克服した方法

結果からいえば、乳頭混乱は克服し、娘が私の乳首を目の前にして泣くことはなくなりました。そして、今ではお腹がすいたらきちんと乳首を吸ってくれています。乳頭混乱を克服した4つのポイントをさくっとご紹介するとこんな感じです。

1:無理やり乳首をくわえさせようとしない

乳頭混乱を起こしてからは、どうにかして乳首を吸ってもらおうと焦るあまり「娘ちゃん、お願いだから飲んで…!」というスタンスでいました。無理やり娘の口に乳首を押し付けたり、入れたりしようとすることもしばしば。娘にとっては吸いたくもない乳首を押し付けられるわけですから、どんどん私の乳首が嫌いになっていきます。

そのことに気づいてからは、娘の口に乳首を押し付けるのではなく、娘の口に近づけるだけにして「あ、ここに乳首あるけど…。気が向いたら吸ってみる?」というスタンスに変更しました。これは意外と効果があって、泣いている途中に乳首の存在に気づき、拒否していた乳首をちょっとだけ吸ってくれたりすることもありました。(まあ、途中でまた混乱して泣きだすのですが…。)

ポイント
飲んでくれなくても母親としての乳首のプライドは忘れずに! 

2:母乳をあげたあとに哺乳瓶をあげる

これまで、娘が泣きだしたときは哺乳瓶のミルクを先に与えたあとに直接母乳をあげていました。これを、「母乳→哺乳瓶」の順番に変えてみることに。お腹がすいて一番飲みたいときに母乳をあげることにしたので、娘がすごく眠たいときは母乳をあげても混乱せずに頑張って吸ってくれることがありました。

とはいえ、基本的には母乳をあげようとするとすぐに泣きだすので、泣いたら早々に諦めて哺乳瓶に切り替えていました。

ポイント
「哺乳瓶→母乳」ではなく「母乳→哺乳瓶」

3:哺乳瓶を飲んでいる途中で母乳(乳首)をくわえさせる

次に試してみたのは、娘が哺乳瓶の乳首をゴクゴクと飲んでいるときに、途中で哺乳瓶を娘の口から引っこ抜いてかわりに母乳(乳首)を差し込むという方法です。夫が哺乳瓶の乳首、私が母乳(乳首)を担当し、ふたりで交互にあげていきました。

哺乳瓶は健やかな表情でミルクを飲むのに、私の乳首になった途端に顔をしかめて泣きだす娘。「哺乳瓶でゴクゴク→乳首で号泣→哺乳瓶でゴクゴク→乳首で号泣」のエンドレスに疲れますが、気持ちよく哺乳瓶を吸っている最中に乳首を差し込むので多少なりとも飲んでくれます。

ポイント
哺乳瓶の乳首に負けてもめげない!

このとき、乳頭混乱を悪化させないためにも、哺乳瓶でミルクをあげている人は、哺乳瓶に搾乳した母乳をいれるのがオススメです。哺乳瓶=ミルクの味=飲みやすい!と赤ちゃんに認識されないようにしましょう。

ちなみにうちではこの自動搾乳機がめちゃくちゃいい仕事してくれています。

吸引の強さを6段階に調整できて、洗うのも簡単。乳首を吸引されてもたいして痛くない。(重要!)

4:哺乳瓶の乳首を「母乳実感」から「母乳相談室」へ変える

(左)ピジョン:母乳実感 (右)ピジョン:母乳相談室

乳頭混乱の克服に一番効果があったのは、哺乳瓶の乳首をピジョンの「母乳相談室」に変えるという方法です。これまで哺乳瓶の乳首はピジョンの「母乳実感(SサイズやMサイズ)」を使っていたのですが、これを「母乳相談室(SSサイズ)」に切り替えました。

☆母乳相談室って?

「母乳相談室」は直接授乳をしたいという人のために作られた哺乳瓶(乳首)です。通常の哺乳瓶よりも乳首がかたく、吸う力が必要となるので、赤ちゃんにとっては飲みにくい哺乳瓶になります。(実際に普通の哺乳瓶で授乳するときよりも授乳に時間がかかるという…)

ご覧の通り、「母乳相談室」の乳首は形がリアル。母乳実感とは違い、飲む方向が決まっているので、乳首に「UP」と書かれている部分を上にして使います。飲みにくい哺乳瓶(乳首)なこともあって、母乳相談室を使うことで赤ちゃんの吸う力が鍛えられて、授乳するときに必要な飲む力がつくようです。

ちなみに母乳相談室の乳首は、ピジョンの母乳実感の乳首と付け替えることができるので、母乳実感をすでに使っている場合は購入するのは乳首だけでOKです。

私が入院していた産院は母乳推奨だったのですが、そこの病院でも哺乳瓶は母乳相談室を推していました。

「母乳相談室」はどこで買えるの?
「母乳相談室」は西松屋やアカチャンホンポなどでは売っていません。
購入できるのは10店舗とネットのみ。すぐに買いたい場合はネットで買うのがオススメです。

哺乳瓶の乳首を「母乳相談室」に変えたところ、気づけば母乳も飲んでくれるようになり、だいたい1週間ほどで乳頭混乱は克服しました。そして以前よりも吸う力が鍛えられたのか、乳首が痛いです。(笑)



乳頭混乱は「治ったらいいな」くらいに気楽に構えるのがベスト!

愛する我が子に乳頭を拒否されてショックを受けない母親はほとんどいないと思います。少なからずダメージは受けるし、なかにはノイローゼになってしまう母親もいるそうです。

だから乳頭混乱を克服して母乳を吸ってもらいたいという気持ちはよくわかります。…が!一番大事なのは直接吸ってもらうことよりも、赤ちゃんがちゃんとミルクを飲んで成長すること。直接母乳をあげることにこだわるあまりストレスをためこんだり、赤ちゃんに必要なぶんがいきわたらなくなったりするのは本末転倒です。

乳頭混乱はいつまで続くのかわかりません。赤ちゃんによっては乳頭混乱の克服に時間がかかることもあります。ひとつの選択肢として、直母乳をあげるのを諦めるのも全然ありです。もし乳頭混乱になってしまったら「治ったらいいな」くらいに気楽に構え、気長に続けていくことがママのためにも赤ちゃんのためにも一番だな~と思います。

それではまた!

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3歳児と1歳の姉妹を育児中のリズ子です。育児を楽しくするゆるい知育あそびを紹介しています。好きな言葉は、食べ放題、お徳用、期間限定。嫌いな言葉は食事制限です。仕事依頼→nantokyana@gmail.com ▼twitterとinstagramはこちら。