子育て

性教育は3歳から始めよう!子どもを被害者にも加害者にもしないために親ができること

こんにちは、妻のリズムです。

子どもに性教育をしようと思ったことはありますか?

「いやいや……。まだ子どもが小さいし、性教育なんてもっと先かなぁ」

「性教育なんて家でしなくたって、学校で教えてくれるでしょ」

なんて思っている人もいるかもしれません。

でも、本当にそうでしょうか?

ニュースでは幼児が性被害にあった事件が報道されているし、学校の性教育では「望まない妊娠だけはするな」と脅しのように言われるだけで、本当に知りたいことは教わらなかったり……。

「性教育は子どもが思春期になってから」とか「学校がなんとかしてくれる」なんて認識では甘いのかもしれません。

とはいえ、家庭で性教育といわれてもなぁ、なんて思いますよね。



 

実は私も、小学校高学年くらいのときに学校で得た知識をもとに、母に「ねえねえ、セックスってなに?」と聞いたことがありました。…が、母にはテレビをぼんやり見てスルーされました。(あれは聞こえていないふりだったのかも。笑)

子どもから「セックスって何?」なんて聞かれたら、たいていの親はギョッとしてしまうもの。

それはたぶん、親のほうもまともに性教育を受けていないので、子どもにどうやって伝えればいいかわからないからです。

ネットで簡単に知識が手に入る現代。間違った知識を得て傷ついたり困ったりするのは子どもです。

私は今、1歳の娘を育てているので

「いずれはきちんと性教育をして、正しい知識をもってほしい」

「性知識のなさによって、傷つけられることも、傷つけることも避けたい」

と考えています。

でも、いつ頃から性教育をしたらいいのか、そもそもどうやって子どもに伝えればいいのか、疑問は深まるばかり……。

そんなときに出会ったのが「とにかく明るい性教育、パンツの教室」の主催者である、のじまなみさんが書いた『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』です。

ここではこの本の内容の一部を紹介しながら、どうやって家庭で性教育をしたらいいのかを考えていきたいと思います。



性教育は3歳から始める

性教育って、だいたい小学校高学年くらいから始めるのかな~なんて思っていました。(女の子が生理くるくらいの年齢)。でも、この本ではなんと「性教育は3歳から10歳の間までに行う」ことをオススメしています。

3歳から性教育って早すぎない…!?とびっくりしますよね。

著者の、のじままなみさんによると、3歳から10歳までは「うんち、おっぱい」などシモネタが大好きな年齢。

加えて、親と一緒にお風呂に入ったり、一緒にでかけたり、一緒に寝たり……という習慣もまだある年代なので、性の話をするチャンスが多いのだそうです。

むしろ、思春期に入ると子どもは親から性教育を受け入れる体勢はありません。熱心に親が教えたところで「きもっ」と思われてしまうのがオチ……なのだとか。(せつない……)

たしかに、3歳ごろから性にまつわる話を家庭内でできるようにしておけば、何かあったときも自分から親に相談してくれるようになりそうですよね。

そういえば、私も「生理痛がひどい」というのもわりと大人になるまで人に言えなかったなぁ…。

中学校の頃、友達が「生理痛がひどいときは、お父さんに相談して薬をもらってる」(彼女の父親は医者でした)と言っているのを聞いて、びっくりした記憶があります。

きっと彼女の家庭では、自分の身体のことを親に言いやすい環境が整っていたんでしょうね。

というわけで、性教育は3歳から10歳までの間に!が大事だそうです。



子どもに性教育を教えるポイント

さて、性教育を始めるタイミングはわかったとして、何をどうやって伝えていくのかが難しいところ。

この本のなかでは、性教育を教えるために大事なポイントを紹介されていたので、いくつか紹介しますね。

性器の名前を口に出して言えるようにする

まず大事なのが、性器の名前を口に出して言えるようにすること。

「セックス、ペニス、膣」。この3つ、声に出して言えますか?私は…言えません!(笑)

本によると、子どもに性教育をするにあたって「性=恥ずかしいもの」という概念を取り払うことが重要なのだとか。

たしかに、親が恥ずかしがって性器の名前も言えないようでは、性教育どころではありませんよね……。

まずは親のほうが声に出して言えるようになることが大事。

言えるようにするためには、替え歌にして歌ってみたり、性器にニックネームをつけたり(おひめちゃん、まんまんetc)するのがいいそうです。

なるほど、ニックネームならできる気がしてきた…。(笑)

性教育のお助けアイテム「絵本」を使う

子どもに言葉だけで性教育をするのって結構ハードルが高いことだと思うんです。

だからこそ、「絵本」を使って教えるのもいいのだとか。絵だとインパクトが強いですが、性教育の専門家たちが考えてつくった本なので、間違いないはず。

そして読み聞かせをしたあとに、きちんと親子間で語り合うことも大切なんだとか。「あなたもこうやって生まれたんだよ」「大事にしようね」なんて言い合えればOK。

ちなみに、著者の方がブログでオススメされている性教育の絵本がこちらの3部作。

女性と男性の生殖器の絵がきちんと描かれているので、最初は親も戸惑うかもしれません。性交の描写がデフォルメされておらず、わかりやすく解説しています。

最終的に「自分は大切な存在なんだ」と子ども自身が感じることのできる名著。

3~5歳くらいの子どもに何度も「読んで」とせがまれることがあるくらい人気だそうです。

もともと長崎県で起きた事件がきっかけで「命の大切さ」を教えるために自費出版された本だったそうです。

「命とは何か」という大きなテーマですが、読んだあとに子どもは命の重さや大切さを理解してくれるはず。大人が読んでもじーんとくる内容になっています。

命がつながっていることや、その尊さを学べるので親子間でも「奇跡みたいな確立で生まれてきてくれたんだよ」などと話しやすいでしょう。

子どもの防犯対策になる絵本がこちら。子どもが性的虐待や誘拐などから身を守るための知識を説いた絵本です。

子どもに「変な人についてっちゃだめ」なんて教えていても、どんな人が変な人かなんてよくわかっていないもの。だからこそ、この絵本を通して「変な人・悪い人」が「怖い人」であることを理解し、犯罪への意識を強められます。

「親として何かしたい」と思う人にこそオススメしたい、学びのある1冊です。

「水着ゾーン」を教える

性教育に欠かせないポイントといえば、「身体には人に見せても、触らせてもいけない、自分だけの大切な場所がある」ということ。この本ではそんな場所のことを「水着ゾーン」と呼んでいます。

水着ゾーンは自分だけの大事な場所で、「くち+水着を着て隠れる場所」と定義されており、男女ともに、「口、胸、性器、おしり」です。

水着ゾーンは自分だけでなく、友達にとっても大切な場所。そう伝えることができれば、人の水着ゾーンを勝手に触ろうとしたりしません。

よく、子どもが保育園の先生の胸を触ったり、女の子のスカートをめくったりなんてことがありますが、あれも「水着ゾーンは大切な場所だから、触ってもいけないし、触らせてもいけないんだよ」と親が教えておけば、やらないはずです。(子どもであっても本来やっちゃだめなことですよね…)

本著で水着ゾーンについて丁寧に解説しているので省きますが、特に私が大切だなと思ったのは「子どもが4歳を過ぎたらお母さんも水着ゾーンは触らない」という部分です。

トイレトレーニングでパンツのあげさげは手伝っても、性器には触れないこと。自分で洗ってもらうこと。そうすることで子どもは「お母さんさえも触らない大事な場所」だと理解するようになるそうです。

この水着ゾーン、本当に早いうちに教えておきたい……!



子どもに質問されたら「いい質問だね!」と肯定する

子どもから「赤ちゃんってどうやってできるの?」「セックスって何?」と聞かれたら、きちんと答える自信はありますか?

正直、困る人も多いと思います。ついついはぐらかしたり、「もうちょっと大人になってからね」と逃げたりしてしまいがちですが、そうすると子どもは「聞いちゃいけない質問なんだな」と誤解してしまうそうです。

子どもに性について教えるチャンスなのに、そこから逃げてしまったら、子どもはもう親に聞こうとは思わないかもしれません。それはなんとしても避けたいところ。

とはいえ、「赤ちゃんってどうやってできるの?」と聞かれて、顔色一つ変えずに説明するのは至難のワザ。

そんなときにオススメな魔法の言葉として紹介されているのが、

「いい質問だね!どうして知りたいと思ったの?」

です。こう答えることで、子どもは「自分の質問を受け入れてくれた」と思うことができるのだとか。(あと、自分のギョッとした表情もごまかせるという)

説明しにくいなと思ったら「ちゃんと調べておくから、あとで教えるね」と伝えて、どんな言葉を使って話すのか一旦持ち帰ります。

とにかく疑問に思ったことを肯定すること、そして興味をもった背景を探ることが大事だそうです。



自分のパンツは自分で洗わせる

この本でオススメしているのは「子どもも自分のパンツを自分で洗う習慣をつけること」です。

子どもは近い将来、女の子ならパンツにおりものや経血がつくようになり、男の子は夢精して想定外にパンツを汚してしまう日がきます。

そうなったときにひとりで焦ったり、落ち込んだりしないように、自分のパンツを自分で洗う習慣をつけることが大切なのだとか。

なるほどなーと思いました。パンツは親が洗うものだと思っていたら、おもらしをしたり、下着を汚したりしたときに、下手に隠そうと工作してしまうもの。

幼児期からおねしょをしたら自分のパンツを自分でお風呂で洗う習慣を身に着けさせるのがポイントだそうです。

子どものいるすべての親に読んでほしい!

 

『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ』では、ほかにも不妊治療やLGBTにも触れてあり、非常に役立つ1冊になっています。

本のなかでは「お父さんには(子どもへの性教育を)期待するべからず」なんて書かれてありますが、うちは夫にも読んでもらいました。

イラストつきでわかりやすいので、普段活字慣れしていない人でも読みやすいはずです。

夫婦間や親子間で、気軽に性教育の話をしやすい雰囲気をつくることが将来的にも子どものためになるのではないかなぁと信じています。というわけで、気になる方はぜひ読んでみてください!

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小林 リズム
小林 リズム
1歳児育児中のズボラな妻です。フリーでライターをしています。執筆ジャンルは恋愛、結婚、ママ、育児、ニュース、広告記事など。好きな言葉は、食べ放題、お徳用、期間限定。嫌いな言葉は食事制限です。仕事依頼→nantokyana@gmail.com ▼twitterとinstagramはこちら。