【男性の育休】期間は?給与は?半年取得した27歳サラリーマンの話

こんにちは。小林家の夫の方です。

タイトルにある通り、2017年10月末から6ヶ月間の育児休業を取得しています。もともと2ヶ月間の取得で手続きしてたんですが、あまりにも離れがたく途中で半年間に延長しました。社会復帰が不安。

で、せっかく貴重な経験をしているので、妊娠→出産→育休までを時系列に沿って頑張って全部書いていきます。割と長いです。

これからパパになる予定の人の参考になればいいなあと思います。

男性の育休取得率
2016年度の日本の育休取得率は、女性81.8%に対して男性は3.16%とかなり低いです。厚生労働省は2020年までに男性の取得率を13%程度まで引き上げることを目標においているそうですが、見通しは立っていません。4倍て。

男性の育休取得率3.16% 16年度、過去最高:日本経済新聞

育休期間中の給与について

男性が育休を取得する際、気になるのがその期間の生活費。

心配せずとも、育児休業中は国から育児休業給付金がもらえます。支給率は育休開始から半年間は賃金の67%、それ以降は50%となっています。

 
7割弱は厳しいなあ

と思いますよね?違います違います。その期間、保険料や税金はかからないので、手取り給与の約8割がもらえるんです。8割だったらなんとかなると思いませんか?

給付のタイミング
注意が必要なのが給付のタイミング。育児休業給付金は2ヶ月に1回の支給となっています。

例えば11月頭から育休を取得すると、11月12月は無給で、1月の頭に労務が手続き、最短で1月中旬頃の支給となります。

僕の勤め先は「月末締め翌月末払い」だったので、無給状態になるのは1ヶ月半程度で済むんですが、当月末払いだと2ヶ月半程度無給になります。給与の3ヶ月分ぐらいはあると備えとしては良いかもしれませんね。

男性の育児休業はいつから取得できる?

女性の場合、出産予定日の1ヶ月前から産休に入り、産まれたら郵送なりで書類のやり取りをしてそのまま育休に、という流れですが、産休のない男性はどのタイミングで育休を取得することができるのでしょうか?

そもそも僕の勤めている会社で定めている育児休業は「1歳半までの子どもがいる場合に取得できるもの」で、取得開始日はいつでもOKでした。つまり、生後3ヶ月から5ヶ月の間2ヶ月間取得、とかもできるわけですね。

僕の場合、産まれた直後の方がバタバタしそうだな~と思ったので退院する日から取得しました。育児休業取得申請で備考欄に

子どもが産まれる日程が確定していない為予定日で申請しています。妻子の退院日にあわせて取得開始予定です。

と、少し曖昧にしておきました。子どもが産まれたら「産まれたので5日後から育休です!!」という感じ。言い方あれですけど、労務上の手続きはどうとでもなるので、どちらかというと部署内での調整が重要かなと。

27歳サラリーマンが6ヶ月間の育児休業を取得するまで

子どもこんなに可愛いので、皆さん育休取りましょう。ではいきます↓

妊娠判明→母子手帳もらう(妊娠5週ぐらい)

妊娠が発覚して、心拍が確認できた時点で、役所で母子手帳、妊婦検診クーポン、マタニティーマーク等をもらいました。窓口に行って「妊娠したので母子手帳ほしいんですけど」と伝えればOK。

母子手帳には妊娠生活のことから育児のことまで色々と書いてあるので面白いです。でも母体の体重とかも記録されていくから、そこは注意した方がスマートかもしれません。

あと、自治体によっては「バスやらなんやらが無料になるよ!」など、お得な制度の案内が入っていたりするので、もらった書類はきちんと目を通したほうがよさそう。

妊婦検診クーポンがないと自己負担になってしまうので、医師から「母子手帳もらってきていいですよ」と言われたらすぐにもらうといいんじゃないでしょうか。

マタニティーマークは夫でももらえる
役所でもらえるマタニティーマークは通常1個なんですが、地下鉄の駅でももらえたりします。いちいちバッグに付け替えるのは面倒なので、夫が通勤路で確保しておくといいかなと。手続きとかは不要で「マタニティーマークください」とだけ言えばもらえます。

会社への妊娠報告(妊娠12週ぐらい)

上司への妊娠報告は割と早めにしました。

僕の場合、妻の検診には絶対についていきたかったので、初期流産はなさそうかな?というあたりで上司に報告しました。

検診の日は付き添うので遅刻することと、妻の急な体調不良で休みがちになる可能性があることを早めに伝えることで、妻のフォロー体制を整えられたのはよかったかなと。

奥さんが一番不安定なのは妊娠初期だと思う
もちろん出産までずーっと大変なんですが、妊娠初期は胎動もなく、つわりがあっても流産している可能性はゼロではないので、子どもがちゃんと成長しているか、奥さんは24時間ずっと不安です。
なので、妊娠初期ほど寄り添うべきだと思います。飲みに行ってないで帰りましょう。

育休について考え始める(妊娠16週ぐらい)

もともと育休は取りたいと思っていて、妻ともそういう話をしていたんですが、具体的に行動を始めたのは安定期過ぎてからぐらいでした。ざっくりこんな感じ↓

1:就業規則の育休について書かれた項目をよく読む

そもそも自分の会社が育休についてどのような規定を設けているのかよくしらなかったので、とりあえず就業規則の該当部分を熟読しました。

「男性も1年間とか育休取れるの?」とよく言われるんですが、僕の会社は特に男女の区別なく自分の子どものための取得であれば1年半(だった気がする)取得可能でした。ていうか男女で取得内容変える意味ないと思うので、どの企業も同じなのでは。

ここは企業によって違うと思うので、よく確認したほうがいいと思います。そういえば特別養子縁組とかだとどうなるんだろう…

 2:上長に相談

既に妊娠について知っている上長に相談しました。かなりワーカホリックな上長なのでやや緊張してたんですが、

上長
奥さんどうですか?
あ、元気です。で、子ども産まれるので、育休を取得したいと思っていてですね
上長
ああ、はいはい。1ヶ月?2ヶ月?
あっ1ヶ月でオネシャス

と、きわめてスムーズにことが運びました。この後「やっぱ2ヶ月にします」「はいはい」という会話もありました。スムーズ。

男性の育休で「何日?」ではなくて「何ヶ月?」と聞いてくれたので、その後も色々な相談がしやすかったです。

もし、育休についてハードルが高そうな上長の場合は、労務との相談を先にしておくといいかも。ちゃんとした労務であれば上長に「拒んじゃだめだよ」と釘をさしてくれるはず。

3:労務と面談

上長と話がついたら労務の方と具体的な手続き等について話しました。手続きといっても、育休取得申請のフォーマットに沿って提出するだけなので、ここではもっぱら育休取得にあたっての不安な気持ちを優しく受け止めてもらってました。ありがとうツッティ。

4:各種書類の準備など

大きく3つのテーマでそれぞれ書類を準備しました。基本的には委任状を書けば社労士さんがほぼすべての手続きを代理で行えるようで、なにも大変じゃありませんでした。

(1)育児休業取得申請

いつからいつまで取得予定で、取得理由は~ぐらいなもんで、これはそこまで大変じゃないです。どんな内容だったか覚えてないレベルでかんたんでした。

(2)子どもを扶養に入れる準備

・扶養者異動届
・(奥さんが働いているのであれば)奥さんの収入証明

の2つを提出しました。扶養者異動届は紙1枚でそんなに大変じゃないです。奥さんの収入証明についても、源泉徴収票か、確定申告の書類があれば問題なかったです。うちの妻はフリーランスなので確定申告で出したやつ全部持ってって労務に必要なものだけコピーしてもらいました。

(3)育児休業給付金の申請準備

育児休業給付金の申請書類は、子どもが産まれた後じゃないと出せないものがあるので、一番最後にやることになります。

・雇用継続給付_確認・同意書
これは会社のフォーマットだったのかな?名前書いてハンコ押すぐらいのもの。

・給付金の振込口座通帳もしくはカードのコピー(支店や口座番号がわかるもの)
キャッシュカードを写真で撮れば大丈夫でした。振込先がわかればよかったみたい。

・【産後】母子手帳コピー(出生についての市区町村長の証明のページ)​もしくは住民票
これは役所に出生届を提出した後じゃないと用意できないので、産後にやりました。

部署内メンバーへの報告(妊娠20週/6ヶ月)

いわゆる安定期に入ったので、この頃部署内の同僚に妻が妊娠していることと、育休を取得する予定であることを報告しました。育休を取得する予定であることを聞いたメンバーからは特にネガティブなリアクションはなかったので安心しました。

安定期入ったらすぐに報告するぐらいの方が、引き継ぎも焦らずできるので良かったかなと思います。

出産準備しつつ比較的穏やかな毎日(妊娠20~36週/6~9ヶ月)

諸々の手続きやら報告やらが終わったら、後は妻と一緒に出産に向けての準備を進めつつ、普通に働いたり、たまに飲みに行ったりしてました。

もともとそこまで飲み会大好きっていう生活をしていたわけではなかったんですが、月に2~3回ぐらいは飲んでた気がします。

飲むなとは言わないが飲んでくるのはムカつくもの
月に2~3回の飲み会ですが、奥さんはもう何ヶ月もお酒を飲んでおらず、出産してからも(母乳で育てるのであれば)授乳している間は基本的に飲めません。また、タバコの煙も避けたいので、そもそも居酒屋に行かなくなります。

「付き合いもあるだろうし、飲み会行ってきていいよ」と奥さんは言ってくれるかもしれませんし、きっと本当にそう思ってくれているんだと思います。

でも、夫が服をタバコ臭くして、酒臭い息で夜遅くに帰ってきたらムカつかないわけないので、奥さんの機嫌が悪くても「いいって言ったじゃん」と居直らずに「すいませんムカつきますよね」と真摯な気持ちで受け止めましょう。

臨月は早めの帰宅と早寝早起き(妊娠36週~/10ヶ月)

臨月になるともういつ陣痛がきてもおかしくないので、とにかく早く帰るようにしてました。勤めている会社がフレックスタイム制だったので、7時に出社して16時に帰ってました。

会社は辞めるわけじゃない
育休突入数日前は「会社辞める直前」と同じような状況になるのでモチベーションの維持が難しいんですが、辞めるわけではなく、いずれ戻ってくるところなので頑張って働きましょう

陣痛→病院→出産(妊娠39週/10ヶ月)

Xデーは突然やってきました。いつものように早く帰って22時には就寝していたのですが、朝の4時に妻に起こされ、

ねえ…なんか陣痛っぽいんだけど…?

と。ですがにわかには信じられず、

お、まじで。それ前駆陣痛(陣痛に似てるけど本陣痛じゃないやつ)じゃない?まぁお茶でも飲もうよ

お茶淹れてました。一応病院に電話すると「きてください」と言われたので陣痛タクシーを呼んで病院へ。ついて早々診察だったんですが、その時既に子宮口が5センチまで開いていて、めっちゃ本陣痛でした。そこからは怒涛の出産イベントが始まり、2時間ちょいで無事出産。恐ろしく早いお産でした。

夫が準備しておくといいもの

色々な本やら雑誌やらに「出産時にあってよかったもの☆」というコーナーがありますが、必要なものは正直そこまで多くないと思います。

・汗拭きシート
・ストロー付きペットボトルのスポーツドリンク
・腕の筋肉
・湿布
・タオル 

があればなんとかなりました。陣痛の痛みを紛らわせる為に、腰~お尻のあたりをゴリゴリとさするんですが、結構ハードめにさする必要があって、これを陣痛の波が来るたびに行うので、マッスル超重要です。腕の筋トレを強くおすすめします。あと、腕のケアの為に湿布もあると良いと思います。僕の腕は出産が終わった時点でかなりパンプアップされてました。

陣痛の波がすぎた後はスポーツドリンクを持って「ジュース飲む?」と聞くと吉。

出生届と児童手当申請書類の準備(産後2日目)

無事子どもが産まれたら役所に提出する書類の準備をしました。出生届は子どもが産まれてから14日以内に出せばいいんですが、奥さんと子どもが退院したらめっちゃバタバタするので、入院している間に済ませておいたのは正解でした。

(1)出生届

出生届には産院に記入してもらわないといけない欄があるので、奥さんが入院中に出生届を産婦人科に持っていきました。

「あの~出生届ってこれでいいんですかね~?」

と看護師さんに見せたら必要なところを記入してくれます。

(2)児童手当の請求書

出生届の提出をすると、同時にその場で児童手当の手続きも行うんですが、こちらの申請書類も先に書いておくと、手続きが20分ぐらい早くなりました。

児童手当の申請自体は出生届と同時じゃなくても大丈夫なんですが、申請が遅れてしまうと支給対象月が後ろ倒れて、損しちゃうので一緒にやった方が良さそう。

自治体によってフォーマットは若干違うんですが、

「提出する自治体名」+「児童手当 認定請求書」

で検索すると出てきました。

児童手当の振込先口座は請求者のもののみ指定可っぽいので、「子どもの口座作って直接入金してもらお」とかはできなさそうでした。

役所で手続き(産後3日目)

上記2種類の書類が準備できたら、いざ役所へ。持ち物はこんな感じでした。

・出生届
・母子手帳
・児童手当の請求書
・印鑑
・保険証
・身分証(免許証)
・児童手当の振込先口座のキャッシュカードor通帳

手続きが諸々全て完了するまでには1時間半ぐらいかかるので、窓口が閉まる時間の1時間半前には行くようにしないとだめっぽかったです。

僕は16時に行ったんですが、上述の児童手当の申請書類を事前に記入してあったのと、窓口のおばちゃんが歴戦の勇士的な人だったのでなんとか間に合いました。

同時に住民票ももらっておくと便利
扶養の手続きで会社に提出したり、賃貸住宅に住んでいる場合、不動産屋さんに提出したりと、あると何かと便利な住民票。
手続きが終わった時点で世帯全員分の、本籍、マイナンバー記載はなしで住民票を2枚出してもらいました。(600円)

会社に残りの書類を提出して職場に挨拶(産後4日目)

役所での手続きも終え、会社に住民票提出して出産手続き系は全て完了です。育休を取得しない人はあとは頑張って働きながら奥さんと子どもの退院を待つことになりますが、僕は退院の日から育休を取得することにしていたので、「週明けからいなくなります」と関係各所に挨拶してまわってました。

育休前最終出社日(産後5日目)

何か菓子折りとか用意した方が良かったかなあと思いつつ、お祝いをいただいたので内祝いを別途持参すればいいかな~と、何も用意せず「すいませんしばらくいなくなります」とだけ言って、静かに退社しました。

育休突入→期間延長手続き(育休開始3週間)

当初の予定では年末までの約2ヶ月間の育休を取得予定で、そのように手続きもしていたんですが、いざ子どもと一緒の生活を始めると、予想以上に離れがたく、毎日がスペシャルすぎたので、労務に相談して育休給付金の給付率が50%にならない半年間に延長しました。

延長申請自体はチャットで「延長したいす」と言えばOKでしたが、上長と「延長したいす!」「了解です!」というやり取りもしました。イージー。

というわけで

無事延長申請も終わり、今はめくるめく子育てライフを堪能しています。育休取るかどうか悩んでいる方は、とりあえず2ヶ月ぐらい取ってみるといいんじゃないでしょうか。育休取得期間については妻とこんな会話も↓

ねえねえ、なんで育休半年に延長したの?働きたくないの?主夫が夢なの?
いや別にそういうわけでは…なんだろう、感覚としては『半年分の有給が付与されてる状態』に近くて、じゃあフルで使った方がお得だし、育児離れがたいなと
なるほど!有給に感覚近いっていうのはなんかわかる気がする。有給使わない人もいるもんね

あと、

「仕事に穴をあけられないから取りたいけど取れない」

っていうのは別にそんなことないんじゃないかなって思います。

自分ひとりいなくなっても会社が傾くことなんてあり得ないし、一瞬だけ困るようなことがあっても、基本的にはなんとかなるし。最悪なんとかならなくても「なんとかならなかったね」で済むんじゃないかなって。

メルカリの偉い人が育休取得してるというニュースもあったし、取ろうと思えばみんな取れると思うんです。取りましょう育休。

ではまた。