毎日おむつに名前を書いて、登園バッグにおむつとおしりふきを補充して保育園に行くの、地味に面倒くさいですよね。
我が家でも、夫が毎朝のように登園前にポンポンとおむつに名前スタンプを押しています。
そんななか、紙おむつの大手メーカーであるユニ・チャームが紙おむつを定額で使い放題にする保育園向けのサービスを始めたそうです。
保育園に子どもを通わせていると気になりますよね。
- 紙おむつ定額サービスって何?
- 紙おむつ定額サービスの料金
- 紙おむつ定額サービスとおむつ持参、どっちが安い?
- 紙おむつ定額サービスのメリットとデメリット
- 紙おむつ定額サービスが使える保育園
このあたりを調べてみたので、ママさん・パパさんぜひチェックしてみてくださいー!
目次
紙おむつ定額サービスって何?
紙おむつ定額サービスは、おむつメーカーのユニ・チャームが保育園におむつとおしりふきを届け、定額で使い放題になるサービスです。
保育士さんは、保育園に送られてきたおむつを使って子どものおむつ替えをします。
うっかり紙おむつを持参し忘れても安心なのは便利ですね。
ユニ・チャームではこれを「手ぶら登園」と称して普及を進めているようです。
扱っているオムツは?
ユニ・チャームが行っているサービスなので、扱っているおむつはムーニーとムーニーマンになります。
ムーニーは「ゆるうんちポケット」がついているので背中モレが少なく、絹のような極細繊維を使ったエアルシキー素材を採用。
赤ちゃんのお尻にしっかりとフィットしてくれて、お肌にもやさしいので愛用している人も多いはず。
おむつの大きさは、5種類用意されているそうなので、どんなサイズの乳幼児でも利用できそうです。
紙おむつ定額サービスの料金は?
【出典:手ぶら登園 】
気になる紙おむつ定額サービスの料金がこちら。通っている子どもの年齢によっておむつの料金が異なります。
- 0歳児:税別3,000円
- 1歳児:税別2,800円
- 2歳児:税別2,500円
※週5日登園の月額料金/保育園によっては料金が異なる場合もあります
おむつ替えの頻度の多い0歳児が一番高いですが、使い放題なのでコスパという面では0歳児が一番得するかもしれません。
紙おむつ定額サービスとおむつ持参、どっちが安い?
紙おむつ定額サービスの料金がわかったところで、気になるのは「おむつを持参するのとどっちが安いの?」という点です。
1歳児の娘のおむつ替え頻度で想定してみました!
- トイレトレーニング前の1歳児
- おむつのサイズはLサイズを使用
- 保育園にいる間のオムツ替えは4回と想定
まず、ムーニーLサイズ女の子用、パンツタイプの商品がこちら。
- 価格:amazonで2,000円
- 内容量:44枚
- 適応体重:9~14kg
おむつ1枚あたり2,000円÷44枚=45円になります。
1日に4枚使うとして、1ヶ月の登園日数(4枚×22日間)で88枚消費すると考えると…
1ヶ月で45円×88枚=3,960円
1歳児クラスの紙おむつ定額サービスは2,800円なので、ムーニーLサイズのパンツタイプを持参して持っていくよりも1,000円くらい得することになります。
ちなみに我が家では、ムーニーではなくもっと安いパンパースを履かせているので、そちらとも比較してみますね。
実際に使っているパンパースLサイズ男女兼用、パンツタイプの商品がこちら。
- 価格:amazonで1,726円
- 内容量:60枚
- 適応体重:9~14kg
Amazonで1パック買うとすると(いつもは3パックまとめ買い)おむつ1枚あたり、1,726円÷60円=28円になります。
保育園で1日におむつを4枚使うとして、1ヶ月の登園日数(4枚×22日間)で88枚消費すると考えると…
1ヶ月で28円×88枚=2,464円
1歳児クラスの紙おむつ定額サービスは2,800円なので、パンパースを使っている場合だと定額サービスよりも持参して持っていったほうが安い計算になります。
ムーニーを使っている家庭だったら、おむつ定額サービスを利用したほうが料金的には得かも。
ただ、紙おむつ定額サービスはおむつに加えておしりふきも入ってくるので、合わせた計算でいくと料金的には大きな違いはなさそうです。
紙おむつ定額サービスのメリット
とはいえ、実際に子どもを保育園へ通わせているママ・パパならおわかりの通り、紙おむつ定額サービスのメリットは、単純に価格だと割り切れるものではありません。さくっとメリットをまとめてみるとこんな感じです。
おむつに名前を書かなくていい
保育園におむつを持参する場合、1枚1枚に子どもの名前を書かなければいけません。
名前を書き忘れていたことを思い出して、朝の忙しいときに「あ、名前書かなきゃ…」というのも手間です。
紙おむつ定額サービスを利用すれば、単純にその手間が省けます。
おむつやおしりふきを持参しなくていい
毎日おむつとおしりふきを持参して保育園に送っていくのも面倒くさいもの。
なんてこともあるでしょう。おむつを忘れると取りに帰ったり、保育園で貸し出しているお高めのおむつで代用してもらったりと、バタバタしてしまうものです。
そう考えると、紙おむつ定額サービスを使って身軽な状態で登園できるのは嬉しいですね。
家に置いてあるおむつのストックが減る
おむつって買いだめしておくと、結構場所をとりますよね。
納戸におむつをストックして置いている人もいるのではないでしょうか。我が家は1LDK。(笑)
ただでさえせまいのに、納戸がおむつで埋まってしまいます。
というわけで、紙おむつ定額サービスは、朝の準備をしなくてよくなったり、おむつを持参しなくていいなど、シンプルに親の負担が少なくなります。
また、使い放題なのでおむつをこまめに替えるという人は得かもしれません。
保育園の先生が親に補充依頼しなくていい
紙おむつ定額サービスを利用すると、保育園にまとめておむつが届いて、保育園でおむつを保管してくれます。在庫が少なくなったらメーカーに自動発注する仕組みです。
つまり、保育園の先生のほうも親に「おむつが足りなくて…」「補充お願いします…」などと頼まなくてすみそうです。
紙おむつ定額サービスのデメリット
一方で、料金だけでなく紙おむつ定額サービスにはデメリットもあります。
おむつが選べない
紙おむつ定額サービスはユニ・チャームが行っているサービスなので、おむつのメーカーはユニ・チャームのものしか使えません。
「うちの子はパンパースにしてほしい!」
「メリーズじゃないとかぶれちゃって…」
なんて人には対応していないのは残念なところです。
保育園を休んでも払い戻しができない
使い放題である一方で、紙おむつ定額サービスの料金は月額で決まっています。
「今月は風邪で休むことが多くて、登園日数が少ないから使っているおむつも少ない!」
なんてこともあるでしょう。でも、このサービスは使っている枚数に対する料金ではないので、払い戻しはできません。
登校日数によっては、大幅に金額的に損をしてしまうということもある可能性もあります。
トイレトレーニングの進み具合によって差が出る
0歳児クラスなら問題ありませんが、1歳児クラス、2歳児クラスともなるとトイレトレーニングを始めている家庭もあるでしょう。
トイレトレーニングをしている家庭と、していない家庭ではおむつの枚数も変わってきますよね。
紙おむつ定額サービスを利用しないほうが、金額的に安くすむといったケースもあります。
紙おむつ定額サービスが使える保育園はどこ?
さて、気になる紙おむつ定額サービスですが、まだ取り組み始めたばかり。
どこの保育園でも行っているものではありません。
紙おむつ定額サービスが使える保育園は、今のところ埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、香川にある保育園のうち74園。
園名は公式サイトに書いてあるので自分の子どもが通っている園があるかチェックしてみてくださいね。
▶紙おむつ定額サービスが使える保育園はこちら
紙おむつ定額サービス、これから増えていきそう!
「これは便利だな~」と感じる紙おむつ定額サービス。
料金的に大きなメリットがあるわけではないですが、親の負担や手間を考えると、料金以上にメリットも多いような気がします。
今はまだ普及している保育園は少ないですが、これからどんどん増えていきそうなので、自分の園で利用されるようになったら検討してみるといいかもしれませんね。

